INTJの完璧主義を武器にする方法
皆さんこんにちは、MBTI研究家のSARIです。
今日は、INTJの完璧主義を武器にする方法について話していきます。
- 何度も何度も見直して、結局締切ギリギリ。
- 80点で十分なのに、100点じゃないと納得できない
- 他の人が「これでいいじゃん」って言っても、自分が許せない
こういう悩みをかかえるINTJさんが多い……と解説している情報はよくあります。
私は自分のことを「生粋のINTJだなぁ」と思うのですが、ブログにたまった下書きは数知れず。
仕事でも、「もうちょっと、もうちょっと」って改善してたら、いつの間にか深夜になってばかり。
わかりやすく欲しいものがある人ならいいんですけど、恋人の誕生日もすごく苦手。そもそも明確に100点をとれる欲しいものがわかりにくく、仮に70点だったりしても採点してもらえないので、来年以降に活かしにくいなと思っています。
でもね、最近思うんです。
この完璧主義って、実は使い方次第で、最強の武器になるんじゃないか、って。
問題は完璧主義そのものじゃなくて、その使い方を間違えてるだけなのではないかと。
今日は、INTJの完璧主義を、足かせじゃなくて、武器に変える方法を話していきます。
Contents
なぜINTJは完璧主義になりがちなのか?
まず、なぜINTJが完璧主義と言われがちなのか、考えてみましょう。
INTJの主機能って、内的直観(Ni)じゃないですか。
これが、理想のビジョンを作り出すんですよね。
「こうあるべき」っていう完璧な姿が、頭の中に浮かぶ。
そして、補助機能の外向的思考(Te)が、それを現実にしようとする。
論理的に、効率的に、完璧に実現しようとする。
この組み合わせが、完璧主義を生むと言われています。
完璧主義が問題視される理由
そんな完璧主義ですが、いろいろな場面で、解決すべき点として論じられることが多いように思います。
理由1.完璧主義は時間がかかりすぎる
理由のひとつとして、完璧主義は時間がかかりすぎるという問題があります。
ブログ記事一つ書くのに、1週間かかったり。
メール一通送るのに、30分悩んだり。
そもそも評価点が既に高い場合(つまり既に90点や95点を獲得している場合)、100点に到達するまでの残り5~10点を獲得するには、0から5点をとったり、30点を40点に増やしたりするよりも、非常に多くの努力や時間が必要になります。
つまり、本当に100点を目指してしまう場合、とてつもない時間がかかる。
1発勝負で競うならまだしも、例えば5部門などで競う場合、1部門に固執して時間をかけるよりすべて80点以上などを目指した方が、効率的で総合点が高くなりがちと言われています。
また、世の中には渾身の大成功より、安定して質の高い成功を収められる方が、評価されやすい傾向にあります。
理由2.そもそも行動できなくなる
また、完璧主義が過ぎると、そもそも行動できなくなるという問題もあります。
完璧な計画ができるまで動けない、完璧な準備ができるまで始められない。
結果、いつまでたっても、スタートできない。
理由3.燃え尽き症候群になってしまう
そして、個人的に1番の問題だと思うのは、燃え尽きる問題。
完璧を維持しようとすると、エネルギー消費が半端ないんです。
常に120%で走ってるようなもの。そりゃあ、疲れますよね。
私自身、生きていて1番楽しく頑張っているのは「仕事」。
今も起業して自分の会社を経営をしているのですが、1番最初に始めた事業は、念入りに念入りに、ねんっっっいりに準備をして(笑)、満を持して世に出たため、まあそれなりに成功できたのですが燃え尽き方がえぐかったのです。
そもそも、「成功した」、「達成した」って喜びは一瞬。
その後は、できる限り評価をキープしたり、継続できる方向にシフトしたりするもの。
ですが、私の場合は準備しすぎて、トラブルは起きても想定の範囲内。むしろ「なぜそんなに必死で準備するのか。怖い」みたいな感じで言われだし、見る見るうちにやる気がなくなり、その後、次の事業と出会って楽しく仕事をするまではダラダラ。
20代の半ばは、かなり無気力に暮らしました。
まあ、20代前半の自分に説教しても準備を辞めなかっただろうな……とは思うのですが。
あの時50%くらいの準備で挑戦し、事業を走らせながら埋めていたら、周りにも足並みも揃える形で気をくばることができ、怖い女じゃなくなり、燃え尽きもしなかったかな、と思わなくもありません。
まあその以前の事業があるからこそ今の事業を始めることができて、「あなたが必要っていうなら必要なんですね」って言ってくれるビジネスパートナーに恵まれているんですけど。
完璧主義を武器に変える戦略
そんな、個人的にも色々と思うところのある完璧主義。
一時期はかなり悩みましたが、今では、INTJの一つの武器ともいえると思っています。
完璧主義を武器に変える戦略としてお話していきます。
戦略1:評価軸に奥行きと言う概念を足す
0から100点までの縦軸で競い、100点を目指す完璧主義。
これに、奥行きと言う概念を足すことにしました。
まず、縦軸。
地面から頭の高さまで通常通り点数が積み重なるとします。
地面すれすれなら0点。頭のてっぺんなら100点。
それに、奥行きを足します。
今自分がたっているこの瞬間、計上できるなら100点。
逆に、10メートル奥に行くまで計上できないなら、マイナス10点。
つまり、頭の高さまでの100点なら、合計90点。
今の自分から、どれだけ先の自分になるまで、準備に必要な時間で、デスゲーム的に減点されていく方式です。
奥行きは、その名の通り奥深くて、物事によっては道が外されていること、つまりタイムアップもありえます。
戦略2:プロトタイプ思考を取り入れ、コミュニケーションというタスクも消化する
いきなり完成品を作ろうとするんじゃなくて、まずプロトタイプを作る。
60点まででとりあえず形にして、それで共有する。
周囲の人に共有することで、コミュニケーションというタスクも消化していきましょう。
ハッキリ言ってこれは、強くてニューゲーム。
どうせ完璧主義なら、本来、0から100点の間ではなかった、コミュニケーションというボーナス点を取ろうという作戦です。
自分の失敗からきている戦略でもあるんですが、結局、何か変化した後って、多かれ少なかれ周囲に採点をされるんですよね。
事業なら株主から上手くいったか判断される。
料理だったら食べた感想がでてくる。
ダイエットなら世間の目が変わる。
YouTube動画だって、視聴回数とか登録者数ってスコアがあります。
で、INTJを始めとしたNT型は、比較的結果を重視しがちですが、その他、つまり大多数の人はプロセスや、本人が努力したか否かも採点に加えます。
でも、後者のプロセスや努力って、伝えないと評価されないんですよね。
健全な自慢や報告って、加点対象なんです。
だからこそ、どうせ100点を目指し獲得できちゃう完璧主義さんこそ、加点ポイントを網羅しちゃえばいいと思うのです。
最初は面倒くさく感じるかもしれませんが、極論、その追加加点が60%あれば、実結果が40%と低い点数でも合計100%。
尚且つ、その追加加点をくれた人は、また次の機会も追加をしてくれたり、そもそもの仲間になってくれたりする可能性も高く、とても心強い存在になります。
戦略3:完璧主義を発揮する場所を選ぶ
そもそも完璧を目指してしまって、〆切を越してしまったり、完成できなかったりするって方は、完璧主義を発揮する場所を選ぶ、というのもおすすめ。 「ここだけは完璧にする」っていう領域を決める感じです。
これ、コアコンピタンス経営という考えに近くて。
コア・コンピタンス経営というのは、簡単に言うと、時間とか人員とかお金とか、限りある会社の資源を、自社の強み(コア・コンピタンス)に全力投球しようぜ!!!ってやり方です。
そうした方が、他社も真似しにくいし、持続的に成長できるでしょってものなんですけど、完璧主義も、自分自身ならではの、超絶ピンポイントな部分に全投球した方がいいんですよ。
例えば私のYouTubeも、本当に完璧にやろうとしたら、電子音声じゃなくて肉声の方が親近感を持つ人もいるだろうし、YouTubeの規約改定で収益化できなくなる心配も減ります。
外注してもうちょっと凝った編集にしてもいいですよね、今ほぼAIで作ってますから。
なんなら毎日更新してもいいですよね。
他の発信者さん達を見ると、もっと沢山更新していますから。
ていうかそもそも、完璧を目指すならINTJじゃなくてMBTIとか心理括りにしたり、恋愛話したりする方が伸びます。コア・コンピタンスとか言ってる場合じゃないです(笑)。
でも、そういうところって限りある資源を投下するポイントじゃないんですよね。
意識して、完璧じゃなくていいって思っています。
その代わり、私は他の発信者さんが使っていようと著作権に触れそうな類のものを、引用の範囲を脱して使うことはせず、SARIのイラストも自分でAI生成しています。
最初の方に、「イラストの著作権は大丈夫ですか?」って聞いてくれた方がいたんですけど、自信をもって大丈夫って言いきれます。その辺りはかなり調べました。完璧主義!
あとは、この動画の原稿に関しても、AIで補助することはあっても結局ほぼ自分で書きなおしちゃってたりします。そこも完璧主義がでちゃう。
でもこの完璧主義を発生させているのは、自分が好きで、こだわると楽しい部分。
もしくは権利関係みたいに、完璧主義を発動させていると、自分が安心できる部分。
とくに安心できる部分に発動させると、同じように心配してくれる人と繋がれるというか、「この人はそういうところちゃんとするタイプだ」って信頼が生まれるんですよね。
これこそINTJが一気に生きやすくなる状態なんじゃないかと思うんです。
だって、その配慮ってINTJには息を吸うぐらい当たり前のこと。なのに、しっかりしてるとか、ちゃんとしてるって言ってもらえるんですよ!ラッキーすぎませんか?!!
INTJは完璧主義を強みにしよう
完璧主義って間違いなく個性で、使いどころを抑えたら強みになると私は思います。
だからこそ、なくそうとしても、なくならない。
むしろ、うまく付き合う方法を見つける。
そもそも、完璧主義で何か気になることがある時は、成長の余地があるってこと!
今回はかなり個人的なエピソードや見解が多くなってしまったので、もしよかったらコメントでINTJの皆さんが「自分って完璧主義だな……」と思ったエピソードをYouTubeのコメントやメルマガの返信で教えてください!
私も、「あるある」って共感したいです。