INTJの仲間探し!チーム作りや採用活動を考察

こんにちは、MBTI研究家のSARIです。
今回は、INTJの「仲間探し」、「チーム作り」という切り口で考察してみたいと思います。
このテーマはコメントでヒントをいただいたもの!
いつもありがとうございます✨
まあ、どちらかというと会社経営をしている人のほうが、興味をもってくれやすいテーマかと思うんですが、
- 自分の経営する会社
- 個人事業主として自分が入るプロジェクト
- 学校の同級生関係
- 家族
も、広義の仲間だし、チームだと思うんですよね。
そう思うと、私も生粋のINTJですから、このチーム作りや採用活動に対して、もともとは全っっっ然得意じゃなくて。
ずーーーっと試行錯誤して、ようやく一筋の希望を見つけ、最近、自分が経営している会社の人事整理をして業績が1.5倍になったところだったので、すごく作りたかったテーマでびっくりしました。
今回のテーマは気合が入っています!!!動画にもしているので、音声コンテンツの方がお好きな方はこちらでどうぞ💕
Contents
大前提INTJにひとりの時間は必要で楽しい!
まず最初に言っておきたいのが、私たちINTJにとって、ひとり作業は本当に楽しいということ!
自分のペースで考えて、誰にも邪魔されずに深く集中して、理想的なシステムを構築していく。本当に至福の時間です。
ですが、お仕事をするとか、事業を大きくするとか、複雑な夢を叶えるとかになると、どうしてもチームや他社との関わりが必要になります。
もちろん、今はいろんな働き方がありますし、正直、インフラが整った日本ならそこまで稼がずとも生きていけるので、限りなく人間関係を縮小して生きていくことも可能です。
ただ、自分の幸福度を考えた時に、職場や学校を縮小しても家族とは縁が切れなかったり、家族や友人は厳選できてもお金はたくさん稼ぎたいからクライアントの数が必要だったり……。
なんだかんだ、本当にひとりというのは不可能で、到達するまでにもどこかのチームに属した方が効率的だったりします。
だからこそ、私自身、悩んで悩んで、今も試行錯誤しながら一抹の生存戦略ができあがってきた段階なので、すっっっごく語りたかったんだけどね!
本当にチーム作りは必要なのか?
前提ついでに意地悪な触れ方をするんですが……。
こういうチームビルディングについて語ると、
- 自分でやった方が早い
- 1人のほうが効率的
という意見がありますよね。
これ、完っっっ全に幻想です。
絶~~~対に、チームでやった方が効率的だし、早いし、成果がでます。
私も昔は
- 説明する時間があるなら自分でやった方が早い
- 他の人に任せると結局やり直しになる
- 完璧にやってくれる人なんていない
なんて思っていました。
でも、本当に適切なメンバーに適切な対応をすると、コミュニケーションコストや調整の手間はほぼゼロに近くなります。
人間関係作りが大の苦手な生粋のINTJである私でさえそうなんだから、もう人間がそういう生物なんですよ。
また、
- あなたが100%の力で、ひとりで、稼いだ売上1000万円
- あなたが30%の力で、3人で、稼いだ売上1000万円
だったら、絶対に後者の方が継続しやすく副次的な利益も生まれやすいです。
これらは「絶対に自分でやったほうが……」と思いつつも、先輩経営者の方々の意見を聞いて、自分で会社を経営して、自分主体のチームを作って、やっと実感できたこと。
ただやっぱりINTJなので、これは「適切なチーム」ができた場合の話だと思うし、適切なチームを作るにはINTJなりの生存戦略が大事だなと思います。
INTJはどうやったら理想のチームを作れるのか?
というところで、早速、INTJのチーム作りについて話をしていきます。
そもそも論ですが、INTJは自分に人事権がある立場になるのをおすすめします。
一緒に働くメンバーを選べる経営者とか、クライアントを選べる個人事業主とか、恋愛や家庭作りでも自分に人事権がある状態がおすすめ。
それができない場合は、転職なり引っ越しなりをおすすめしたくなっちゃうし、今回は「チーム作り」という切り口からは話がそれるので、また別で語ります。
INTJが理想のチームを作るコツ①
理解を得るために、相手を理解しよう
INTJのチーム作りで最も注意すべきなのが「自分の当たり前が、相手の当たり前ではない」ということです。
INTJは全人口の約2〜4%と言われています。
つまり、私たちの思考パターンや価値観は、かなりの少数派。
具体例をあげましょう。
私たちINTJの当たり前が、
- 論理的な説明があれば、すぐに納得できる
- 長期的な目標のためなら、短期的な不利益は受け入れられる
- 完璧でない状態を公開するのは恥ずかしい
- 感情的な議論よりも、事実に基づいた議論を好む
- 一人の時間がないとパフォーマンスが下がる
- 称賛されても利がないなら無意味
というのに対し、
多くの人にとっての当たり前は、
- 論理的に正しくても、感情的に納得できないことがある
- 短期的なメリットの方が重要(早く結果がほしい)
- とりあえず形にして、改善していけばいい
- 感情的な共感も大切
- チームでワイワイやる方が楽しい
- 役職や権威性は欲しいし、称賛されたい
です。
これらの違いを理解せずにチーム作りをすると、必ず衝突が起きます。
私も昔は「なんでこんな簡単なことが理解できないんだろう」、「なんでこんなに感情的になるんだろう」、「もうちょっと私のことを理解してほしい」って思っていました。
でもね、無理です。
全然違う思考パターンの人に理解してもらうのは無理。諦めてください。
ごく稀に表れる「わかるよ」って言ってくれる人は「わかった気になってる楽観的なNT型以外」か、詐欺師か、ヤリモク。これらは言わずもがなエビデンスがない。
ごくごくごく稀に、数年間の時間に基づく行動パターンが相手の中にできていて、本当に理解できている場合もありますが、この関係性は一朝一夕ではできません。
かつ、両親が言う「おまえには無理だ」とか、「あなたらしくない」みたいな感じで、新しいことに挑戦する時は弊害になる可能性のほうが高いです。
そして、本当に似た思考パターンの、いわゆるNT型は「あなたのこと、何でもわかる」なんて信頼性のないことを言いません!!!!
なので、INTJは理解を得るよりも、相手を理解する方に力を注いだ方が効率的です。
INTJの本質的な強みは「理解する力」
そもそも、INTJの本質的な強みは「理解する力」にあります。
INTJの主機能である内向的直観(Ni)は、複雑な情報を統合して深い洞察を得ることに長けています。いわば「受信型」の能力なんですよね。
また戦略的思考が優位という点からも、理解する側に回った方が効率的。
INTJって「空気が読めない」なんて表現をされることがありますが、
- 相手の動機
- 価値観
- 思考パターン
から、物事の本質とか相手が気づいていない潜在的ニーズを発見していて、それに対して最短ルートを通っちゃうから、多数決で負けて言われてる……みたいなところあると思うんですよ。
実際、ビジネスの場になると
- クライアントからめっちゃ好かれるINTJ
- 代表に信頼され参謀になっているINTJ
- 先代に好かれて後継者に任命されてるINTJ
とか、いっぱい会いますもん。
これって、相手の潜在的なニーズを理解できるからですよね。
しかも、INTJにとって最も消耗するのは、自分の複雑な思考プロセスを他者に分かりやすく伝えること。
本来の思考の深さを浅く変換する必要がうまれてしまうので、自分のことを発信するのはどちらかというと苦手。誤解や歪曲が生じやすいんです。
そんな苦手分野で努力するより、得意を伸ばした方が効率的です。
返報性の心理を利用しよう
そして、人には返報性の心理があります。
全員とは限りませんが、かなりの確率でこちら深く理解を示せた相手は、「自分もこの人を理解したい」って思って歩み寄ってきてくれます。
また、「こんなに深く理解してくれるのはこの人だけ」って相手に思ってもらえれば、尊敬と信頼を得ることができます。
もっと単純に、「すごいな」って思ってもらえたら、「細かいプロセスや思考の過程は理解できないけど、この人は読み解く力があって、ついていったら良さそう!」みたいな感じで仲間になってくれるんですよ。
ワンピースのルフィみたいな感じです。
ルフィのことを麦わらの一味は「わかんないな!」って思ってると思うんですけど、でも、なんか着いていったらワンピースが手に入りそうだし、楽しそうだし、強くて負けなさそうじゃないですか。
歴史の人物でも、周りから訳わかんない奴だと思われてただろうけど、何かを成し遂げたとか、たくさんの味方がいた人っていますよね。
織田信長だって、「うつけ」と呼ばれて周りから理解はされていなかったでしょうけれど、豊臣秀吉や明智光秀とか、多くの才能ある人材が彼についてきたわけで。
まあ、織田信長に関しては裏切られることも多かっただろうから、チーム運営のほうで別に学ぶことがあるかもしれないけれど、
とにかく「この人についていけば何かすごいことができそう」って思われてはいたでしょうね。
話を戻して、相手を理解することは、INTJにとって結果的に自分も理解してもらえる最も効率的で持続可能な方法なんですよね。
これこそが、INTJが持つ本来の強みを活かしたチーム作りなんじゃないかと思うんです。
INTJが理想のチームを作るコツ②
INTJの強みは長期戦に持ち込めること
INTJのチーム作りで大きな強みになるのが、「長期的な視点」です。
INTJの主機能である内向的直観(Ni)の特性は、未来のパターンを読み取って、「この流れでいくと、こうなるな」っていう予測をたてるもの。
だからINTJは「なんでこの問題が起きるのか」「根本的に何を変えればいいのか」を考えるのが得意なんですよね。
だから、一時的な対処療法じゃなくて、根本的な仕組みを作ることができるんです。
チームに入る「人間」ってだいぶデカい変数のようで、実はパターン化できる面もあるじゃないですか。
- この人は今はこういう状況だけど、こういう環境を整えてあげれば、きっとこう成長するだろうな
- こういうことがあったら人って嬉しいよね
とか。そういう予測がINTJはできる。
だから短期的には「使えない」って思われがちな人でも、このパターンならこの人は活きる、とか、この分野のポテンシャルはすごいなって気づけるんですよね。
まあただ、こういうのは自分がスケジュールを組める立場にいないと難しい。
なので短期的な成果を求めるチーム作りではなく、長期的な利益を作るような環境を選ぶのもあわせて意識したいところです。
INTJが理想のチームを作るコツ③
自分が器用貧乏であると自覚すること
突然ですが、INTJって、昔からどんなことでも80点くらいなら、ちょっと頑張れば到達できた経験が多いんじゃないでしょうか。
これって、INTJの主機能である内向的直観(Ni)と補助機能の外向的思考(Te)の組み合わせによるものだと思うんです。
Niで物事の本質やパターンを素早く掴んで、Teで効率的に実行する。
だから、たいていのことは「まあ、こんな感じでやればできるでしょ」って感じで、そこそこの結果を出せちゃうんですよね。
チームを作るにあたっては、いったんその平均点的なところを無視して、自分のオリジナルなレーダーチャートを作るのがおすすめです。
- 私は戦略を考えるのは得意だけど、細かい作業は苦手
- アイデアを出すのは好きだけど、人前で話すのは嫌い
みたいに、自分の得意不得意を正直に把握しましょう。
世の中の平均からしたら80点ぐらいとれる分野でも、自分に120点とれる得意があるなら、レーダーチャート上では極小です。
で、あなたが得意なところや好きな部分はあなたがやった方がいいんだから、チーム作りでは自分の苦手なところを補ってくれる人を探してみるのはどうでしょうか?
よく採用の話になると
- いい人がいない
- 即戦力じゃないと……
なんて声を聞きますが、そもそも「なんでもできる万能な人材」なんて滅多にいません。
それに、そんな人が満足するような何かをこちらは提供できるのかって考えると、メリットばかりとは言えないんですよね。
万能な人材=良しとしないのは自分のためにもなる
しかも、何でも万能な人材であることを良し(存在意義)とするチームだと、調子がいい時はいいけど悪い時はすごく居づらくなります。
どんな人も、どんな人生も浮き沈みがあるもの。
どんなに優秀な人を集めても2割は怠ける、「働きアリの法則」ってあるじゃないですか。
強靭な万能人材を集めて、どこかのチームに詰め込んだって、結局2割がさぼる。
それなら、みんなで8割の得意や好きな分野を活かし、2割の不得意や嫌いを全力でさぼる方がよくないですか?
ちなみに、私は会社経営をしているんですが、ある時からこの意識で採用を行うようになり
- 自分の強みや弱みを理解し、それを言語化して周囲に伝えられるかどうか
- 弱みを隠さない正直な人柄か
- 自分の得意を他者の苦手をカバーするために動かせるか
- 自分の苦手をカバーしてもらった時に感謝できるか
などを、即戦力になるか以上に重視するようになって、業績ががっつり変わりました。
この意識は、チームを作った後の雰囲気作りにも影響がありました。
お互いの得意不得意を認め合って、「ここは任せた!」「ここはお願い!」って言い合えて、全体のパフォーマンスも上がったのだと思います。
INTJのチーム作りは「システム構築」の一環
今回は、INTJのチーム作りについて、かなり具体的にお話ししてみました。
正直、もっと語りたかった……。
なんなら、自分が経営している会社の組織図をMBTIで作ったので、それを元に話したかったんですけど、
さすがにコンプライアンス的にも情報を外にだしすぎかなって思ったので、それはいつか鍵付きの意味で有料公開したり、最近始めたメルマガとかで出したりしたいと思います。
そうそう!メルマガ始めたんですよ。まあ、私からたまに連絡が届くだけなんですが、よかったら概要欄から登録してくれると嬉しいです。
チーム作りって、INTJにとっては苦手分野の一つかもしれません。
でも、システム構築の一環として捉えると、実は私たちINTJの得意分野でもあるんです。適切なプロセスを設計して、長期的な視点で改善を続けていけば、必ず理想的なチームを作ることができます。
皆さんも、ぜひ今回の内容を参考に、自分なりのチーム作りに挑戦してみてください。
きっと新しい発見があるはずです💕