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【INTJが考察】MBTIの闇・危険性を語る【建築家】

SARI

こんにちは、MBTI研究家のSARIです💕

ここでは生粋のINTJであり、MBTI研究家と名乗ってしまうくらいMBTIにハマった私が、自分で集めた知識の経験をもとに考察。
生きにくいと言われるINTJが少しでも生きやすくなるように、生存戦略をシェアしています💡

ただですね、
最近はMBTIの理解を深めようとすればするほど、それはネガティブな方向性になっていないか、自分の可能性を押しつぶしていないか?など、あまり良くない闇・危険性も感じるようになってきました🤔

そこで今回は、MBTIの闇・危険性ということで、INTJもといMBTIを客観的に考察していきます!

ちなみにこちらの記事の内容は動画にもしています。
聴覚からの情報摂取がお好きな方は動画でどうぞ💕

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そもそもMBTIとは

そもそもMBTIは心理学者のカール・グスタフ・ユングの、ユングの心理学的タイプ論の考えをもとにして、
キャサリン・クック・ブリッグスと、その娘であるイザベル・ブリッグス・マイヤーズの親子が作った自己申告型の検査です。
検査の流れとしては結果をもとに専門家と一緒に自分について理解していき、自分で「これかな」って特性を理解していくものとされています💡

で、ここ最近でこれらの考え方が流行り始めたのはおそらく「16Personalities」のおかげ。
マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標やユングの心理学タイプ論をベースに、ビッグファイブ性格特性を参考にバランスを取り直したものです。
もうさ、イラストとかサイトの利便性がすごいもんね。エンタメとしてマーケティングが上手い。

ちなみに、ビッグファイブは、共通言語記述子に基づくパーソナリティ特性を、5つの特性で表す心理学的なモデル。
こちらは割と昔から日本でも就職活動で使われていた記憶があるので、やったことあるって方も多そう🤔

なので巷でいう「私INTJ!」「僕ENTP!」みたいなのは、

・ユングの心理学的タイプ論
・MBTI
・16Personalities
・ビッグファイブ

という4つの考え方が絡みあっちゃってるので
それを「つまりハイブリッドってことね!」って考えるか、「年数が浅いから考察の必要がある」と考えるか、「そもそもユングじゃなくてフロイト派なんだよね」とか、考え方はそれぞれあると思います。

私個人としては「やっぱり分類論って一定の結果がでるよね」「INTJだと自覚すると生活しやすいな」、自分が普段している会社経営でも「組織構築のひとつの要素として便利だな」と感じることが多いです。
そのため、MBTIが楽しく、この情報発信をするまでに至っています。

なので前提として、今回お話するのはMBTIの根拠がどうとかでもなく、批評・ディスるものでもありません。
あくまで一個人の客観的な考察として楽しんでいただけたら幸いです💕

MBTIの闇・危険性

やっと本題です!(笑)

①間違った自己理解による自己効力感の低下

カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した自己効力感(セルフ・エフィカシー)はご存じですか?

これは人が行動するか否かを決定するための重要な要因と言われていて、人が行動や成果を求められる状況下において、自分自身に遂行する能力・成果を出す能力があると認識できるかという要素です。

というと難しく聞こえますが、超絶簡単に言うと、自己効力感は「自分ならできる!」とどれぐらい思えているか、という指標です。

で、この自己効力感が強ければ強いほど目標を達成しやすくなります💡

というのも、人間は行動をする前に使う脳の機能の中に「予期機能」というものがあります。

この「予期機能」は、

①効力予期という自分の能力への予測
例えば、自分は新社会人として活躍する実力があるだろう/ないだろう

②結果予期という外的な要因への予測
例えば、活躍できる会社からの内定がもらえるだろう/もらえないだろう

という2種類で構成されています。

効力予期と結果予期は、どちらも超重要!
活躍する実力という効力予期があっても、まず内定がもらえないし……って結果予期があったら意欲なんてわかないですよね😣
内定があるとか環境が整っていたとしても、自分には活躍する実力がないと思っていたらそちらも意欲がわきません😢

で、先ほどからご紹介している「自己効力感」は前者の効力予期の源です💡
平たく言ってしまえばこれからとる自分自身の行動に対して、どれだけ期待値をあげられるかということです💡

ただ、MBTIを学んだり、INTJについて知れば知るほど、やっぱり出来ないことって目につきませんか?
とくにINTJみたいな合理性のある方って、リスクのある方を学んで回避できてしまうからこそ、あまりにもネガティブな要因を信じすぎてしまうと自己効力感の低下につながると思うんですよね😢

少し前に、INTJに向いている職業・辛くなりがちな仕事について考察する動画をだしたのですが

仮にやりたいと思っている職業がMBTI上で向いていないとされていたとして、実際にあわなかったとして、自分の能力的な問題の可能性も確かにゼロではないです。
でも!!!環境的な要因とか時代的な要因とか、ぶっちゃけ運とかいろいろありますよね🤔

にもかかわらず「やっぱり自分はINTJだから……」とやる前から思っちゃうんだとしたら、上記で紹介したような「自己効力感の低下」に繋がっちゃってると思うんですよ🤔

もしかしたら、自分はINTJの中でも比較的その職業に向いているタイプで、職場にはINTJ系統の人がそもそも全然入ってこないならすごく力を発揮して活躍……って可能性もありますよね。

逆に「INTJ向きの職場だ!」と思って入ったら、上には上がいて微妙だった……って可能性とか、同族嫌悪しちゃう可能性だってあります🤔
いやまあINTJって人口の2%しかいないので、ぶっちゃけどこに行っても
少数派でしょうけれど……(笑)

とにもかくにもMBTIは傾向!です!
もちろん傾向を調べてより自分にあいそうな選択肢に微調整するのはとても合理的な判断だと思います💡
でもだからって、目標とか求める結果まで変えてしまうのはもったいないと思います🤔✨✨

ちなみにバンデューラの著書は日本語で読めるものもいくつかあって、とくに「激動社会の中の自己効力」って本は面白かったです📚💕
10人以上の心理学者が自己効力感について語った論集なんですけど、現代社会においての自己効力感の影響とか高める方法を紹介してくれています。
概要欄にリンクをはっておきますので読書好きな人や、エビデンスまで知りたい人はぜひ✨✨

②バーナム効果によるネガティブ補正

バーナム効果(Barnum effect)は、アメリカの心理学者、ポール・E・ミールが名付けた心理的効果のことです。

一般的な説明や特徴を聞いて、それを自分に当てはめてしまうというもので、占いや霊感商法などで利用されることが多々あります。

日本人が共感しがちなもので例をあげるとすれば、血液型診断。
A型はしっかり者とか几帳面とかいうやつです。ハッキリ言って、しっかり者とか几帳面ってかなりの割合の人が当てはまりますよね(笑)。
最初にそういう「当てはまる部分が多いもの」をあげることで、そこまで当てはまらないものもそれっぽく聞こえてきてしまう😣というのがバーナム効果です。

血液型診断くらいなら可愛いものですが、特別な情報を提供するかのように錯覚を起こさせ、粗悪な商品や割に合わないサービスを購入させようとする商法もあるので、本当に気を付けて😣

で、MBTIのような心理分析においてはバーナム効果が悪く働いて、自分の性格や特性を過大・過少評価する可能性があるのが危ない!

例えば、INTJはコミュニケーション能力が重視される場面では苦労しがちとか、集団で空気が読めないとかってよく言われる内容ですよね😣💦
もちろん、血液型診断や占いよりはMBTIは信頼がおけるとは思いますし、その傾向があると私も思います。

ですが、あなたという個人がその環境に適応できるか否か、問題に対処できるか否かは、また別の問題ですよね。
職場としては向いていないものだったとしても運よく同僚に恵まれて楽しめるかもしれないし、職種としては向いていたとしても時代の流れでリストラ・倒産なんてこともあり得ます。

③過度な失敗への恐怖が生まれ、成長マインドセットを害する

3つ目は、過度な失敗への恐怖が生まれ、成長マインドセットを害するというものです。

スタンフォード大学の20世紀を代表する心理学者、キャロル・ドゥエックが提唱する「成長マインドセット理論」。自分の能力や資質を固定的なものとして捉えるか成長可能なものとして捉えるかによって、学習や成長に対するアプローチが異なるというものです。

ドゥエックによると、成長マインドセットを持つ人々は潜在能力は固定されておらず、継続的な努力と取り組みを通じて常に開発できると信じていて、失敗や挫折が「学びのプロセス」の自然な一部と考えているそうです🤔

成長マインドセットを持つ人として真っ先に思い浮かぶのは、発明家トーマス・エジソンではないでしょうか?彼の失敗についての考え方はとても有名ですよね。

「失敗は積極的にしていきたい。なぜなら、それは成功と同じくらい貴重だからだ。失敗がなければ、何が最適なのかわからないだろう」

https://tabi-labo.com/279809/thomas-edison-secret-success-can-overcome-fear-failure

「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、つねにもう一回だけ試してみることだ」

https://news.1242.com/article/168061

「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」

https://tabi-labo.com/279809/thomas-edison-secret-success-can-overcome-fear-failure

あたりの名言を、聞いたことがある人も多いと思います💕

この成長マインドセットを害するのは、過度な失敗への恐怖。とくに失敗を個人的な能力や価値と結びつけるのは、だいぶ精神衛生上よくありません。

仮にINTJなあなたが周囲の人の気持ちを慮れなかったとして、もう二度と周囲の人と仲良くするのは無理なんでしょうか?違いますよね🤔
まあ周囲の人がヤバかったら仲良くする必要はないですし、最早INTJなあなたがどうこうって話でもないです(笑)
ただ、理由は生活の安寧なり面倒に巻き込まれないためなり何でもよく、結論としてあなたが周囲の人と仲良くしたいと少しでも思うなら、INTJであることは諦める理由にはならないと思うのです
共感とは言わなくても周囲を理解できるINTJだっていますからね👏✨

ちなみに、今回お話しているMBTIの闇・危険性と違う意味で、ポジティブな理解としても成長マインドセットに関する話はINTJさんにおすすめです!
なぜなら、INTJの長所である独創的な直観力は、過度な失敗への恐怖がない状況こそ活きると私は個人的に思っているからです。
なので、参考にしたドゥエックの著書「マインドセット「やればできる! 」の研究」も面白かったので概要欄に貼っておきます📚✨
読書がお好きなINTJさんはよかったら見てみてください。

まとめ

ということで、今回はMBTIの闇・危険性について考察してみました。

実は今回の動画をだすか・コンテンツ化するかはちょっと悩みました……😣
このチャンネルは私が普段から好きで集めている心理学的・哲学的知識をシェアしていきたいな、どうせならINTJの同志が生きやすくなるように知的会話をしていきたいな……と思って作ったので、INTJという枠組みから少し外れる気もしましたし、MBTI以外の論を出してしまうので……😣

ただ、自分自身に対して思うのですが、知識欲が強いINTJだからこそMBTIにとらわれてしまうのは危険だなぁと思うのです。

なんというか、知識を武器に選んだ合理的で最速の道が必ずしも1番楽しいとは限らなくないですか🤔?
無駄だと思いながらした寄り道とか、感情的だなと思いながらした恋愛とかが、その後の自分を豊かにしてくれたりもすると思うんですよね🤔

なので、MBTIやINTJを理解するためにも、若干話がそれそうにも感じたものの、他の心理学的見解を含めて今回は考察してみました💕

これからもINTJについて発信していくので、ぜひフォローなどで応援してもらえると嬉しいです!

それではまたお会いしましょう、SARIでした💕

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SARI
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絵に描いたようなINTJ。アラサー。独身。経営者。幼少期は本が好きすぎてぼっち。少しでも生きやすくなりたくて編み出した、INTJの生存戦略を語っています!
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